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用語集

完全性

完全性とは、パソコンなどにある情報が外的要因により改ざんや漏洩、破壊、紛失されずに常に正確であり、情報の処理方法も完全かつ最新の状態に維持することを指します。完全性を高めることが情報の信頼性を高めることにもつながるため、情報セキュリティ対策において重要視される三要素(機密性・完全性・可用性)の一つに数えられています。

データの完全性が維持されないとどうなる?

データの完全性が低下すると、さまざまな脅威にさらされます。外的要因としては、企業のホームページが乗っ取られて内容が改ざんされたり、閲覧ができなくなったりするといった企業信用を失墜させる行為や、インターネットバンキングのネットワークを介した金融取引において、金額や取引先情報を改ざんするといった金銭目的の行為などが挙げられます。また、水害や地震、落雷などの災害によるデータ破損も起こりえます。
内的要因としては、給与ソフトの社会保険料率を誤って入力し、社会保険料が過小に徴収されてしまったなどの人的ミスによるものや、地図データが古かったために目的地に辿り着けないといった、情報処理に関するアクシデントなどが挙げられます。

完全性を確保する方法

コンピュータの信頼性の確保を目的としたセキュリティプログラムなどは、自動更新されるように設定し、常に最新の状態にしておきます。同時に、機密性を確保するため、悪意ある人からのアクセスを完全に防ぐ対策を講じることも重要です。例えば、ネットワークからの社内アクセスの制限や、USBなどからの社内パソコンへの感染を防ぐ必要があります。
また、データを扱う従業員への教育を行うことも不可欠です。研修などで意識喚起を図り、適切な対応を常日頃から心がけるよう徹底すれば、完全性をより高めることができます

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