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用語集

プロキシ

プロキシ(Proxy)とは内部コンピュータやネットワークとインターネットとの境界にあるサーバーのことをいい、プロキシサーバー、Webプロキシ、アプリケーションゲートウェイなどとも呼ばれます。プロキシには「代理」という意味があり、文字通り、内部コンピュータの代わりにインターネットにアクセスし、必要とするデータをWebサーバーに要求して、結果をブラウザに表示させる役割を担います。

プロキシのメリット

プロキシを利用する1番のメリットは、内部コンピュータをインターネットに直接つながずに済むという点です。内部コンピュータとインターネットを直接つないだ場合、アクセスしたWebサイトにIPアドレスが残ります。これにより懸念されるのが、ハッキングでよく知られる不正アクセスです。その点、プロキシを経由してインターネットに接続すると、IPアドレスを知られることがないため、不正アクセス防止に役立ちます。また、特定のURLへのアクセスすることを禁止するなどといった、フィルタリングも可能です。

さらに、プロキシにはキャッシュ機能があります。「キャッシュ」とは、1度アクセスしたWebサイトのデータを一時的に保存しておくことにより、以後同じサイトを閲覧する際に、すばやく表示させる高速処理の仕組みです。キャッシュ機能では、その都度Webサーバーにアクセスしてデータをやり取りするよりも処理速度が速くなるため、過去に閲覧したサイトをすばやく表示させることが可能になるのです。

プロキシのデメリット

プロキシを利用すると、インターネットへのアクセススピードが遅くなることがあります。インターネットに接続する際にプロキシを経由するという手順が増えるため、その分、時間がかかるのです。匿名性が高いプロキシになるほど、アクセススピードが大幅に低下する傾向にあります。これはプロキシの大きなデメリットといえます。

また、外部のプロキシを利用する際は、データを悪用されないように注意しなければなりません。中には、パスワードなどの重要な個人情報を抜き取る、有害なサイトに転送させるといったプロキシも存在します。したがって、安全が確認できないプロキシは利用すべきではありません。

プロキシのキャッシュ機能は、過去に閲覧したサイトの高速表示が可能である一方で、保存データの量が増加すると、その分パソコンやスマートフォンなどの機器の容量を消費してしまうというデメリットもあります。さらに、古いキャッシュデータが残っていることで、最新のWebページを閲覧できないなどといったことも起こり得ます。これらは定期的なキャッシュの削除により解決可能です。

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