一般社団法人サービスデザイン推進協議会が事務局業務を運用している、「IT導入補助金2020(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)」について紹介いたします。さらに、テレワークを行うときに便利なサービスの一つであるオンラインストレージを導入するメリットなどもお伝えします。 IT導入補助金2020とは? IT導入補助金2020(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)とは、経済産業省と独立行政法人中小企業基盤整備機構が監督のもと、一般社団法人サービスデザイン推進協議会が事務局業務を運用している補助金です。 毎年IT導入補助金は予算に組み込まれていますが、2020年度は例年の3倍の予算である3,600億円が取られています(ものづくり補助金と持続化補助金とIT導入補助金を合わせた予算)。さらに、新型コロナウイルス対策で、700億円の予算が追加で上乗せされています。 IT導入補助金2020は、中小企業が自社の課題やニーズに合ったITツールの導入費用の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートする目的があります。補助金の類型はA類型、B類型、C類型の3つがありますが、A類型とB累計は通常枠となっており、補助率も1/2しかないため積極的に補助金を活用するのであれば特別枠であるC類型の利用をお勧めしています。C類型の概要は以下の通りです。 1.IT導入補助金2020で申請できるツール IT導入補助金2020で申請できるITツールの要件として、まず以下の大分類のうち1つ以上当てはまるツールであることが条件となります。 顧客対応・販売支援 決済・債権債務・資金回収管理 調達・供給・在庫・物流 業種固有プロセス 会計・財務・資産・経営 総務・人事・給与・労務・教育訓練・テレワーク基盤 さらに、「自動化・分析ツール」「汎用ツール(テレワーク環境の整備に資するツール含む)」「機能拡張」「データ連携ツール」「セキュリティ」に当てはまり、かつ、「サプライチェーンの毀損への対応」「非対面型ビジネスモデルへの転換」「テレワーク環境の整備」のいずれかがツール導入の目的である必要があります。 その他にも、「導入コンサルティング」「導入設定・マニュアル作成・導入研修」「保守サポート」「ハードウェアレンタル」などにかかる費用も申請が可能です。 注意点としては、ハードウェアレンタルのみの交付申請は認められないので、必ず先に記載したITツールに当てはまるものと同時申請を行ってください。 また、ITツールに登録されていないサービスは申請できないので、補助金のホームページを確認するか、IT導入支援事業者に聞いてみてください。 上手く組み合わせればテレワークの環境整備に加えて業務効率化や売上アップも低価格な導入費用で実施できます。 IT導入補助金2020のホームページはこちら 2.IT導入補助金2020の補助率・金額 IT導入補助金2020(C類型)の補助率は3/4で、補助金額の上限は450万円です。通常枠として用意されているA類型とB類型の補助率は1/2なので、より多くの補助金を受給しようとする際はC類型の利用をお勧めしています。また、パソコンなどのハードウェアのレンタル費用はA類型とB類型では申請できないので、ハードウェアを同時に導入しようとしている方は必ずC類型にて申請を行ってください。 3.IT導入補助金2020の申請期間 IT導入補助金2020の申請期間は、2020年5月11日~2020年12月下旬までと予定されています。この申請期間というのは、交付申請を事務局へ提出する期限の事を言いますが、交付申請を完了させるまでには「申請マイページの開設」「gBizIDの取得」「IT導入支援事業者による情報入力」「SMS認証」など超えなければならないハードルが多くあります。 また、12月下旬までが申請期間とされていますが、この補助金のための予算が無くなったタイミングで申請の受付はストップとなりますのでご注意ください。 4.IT導入補助金2020の主な要件 IT導入補助金2020が申請できる要件として、資本金か従業員数の決まりがあります。基本的に中小企業であれば申請可能ですが、業種によって決まりが異なってくるので事前にIT導入支援事業者に相談することをおすすめします。本補助金の申請には必ずIT導入支援事業者の協力が必要なので、スピード感を持って対応してくれる業者を探しましょう。 当社でも提携しているIT導入支援事業者がいらっしゃいます。ツール相談から申請相談まで協力して行えますので不安な点がある方はご相談ください。 補助金を利用してオンラインストレージを導入する テレワークの利用にあたって、WEB会議サービスや勤怠管理システムなど様々なサービスが注目されていますが、今回はオンラインストレージに注目して導入のメリットや利用方法をお伝えします。 オンラインストレージとは? オンラインストレージとは、社内ファイルサーバーやファイル共有を行うためのストレージで、クラウドのサービスが主です。 オンラインストレージをテレワークに導入するメリット テレワークの課題として、自宅などから社内のファイルサーバーにアクセスできず、必要なデータやファイルを見られないという点が挙げられます。 パソコンからリモート接続ができれば解決するのですが、リモート接続を行うためにも様々なネットワークの設定が必要になり、すぐに導入することはできません。 オンラインストレージでは、普段利用している社内のファイルサーバーをオンラインストレージに変えるだけなので、リモート接続をしなくても必要なデータやファイルを見にいくことができます。 テレワークに最適なオンラインストレージサービス「セキュアSAMBA」 テレワークできる環境を整えようとしたときに、パソコンの用意やVPNの用意など行わなければならないことが多くあります。オンラインストレージサービス「セキュアSAMBA」を社内ファイルサーバーとして利用すると、外出先やカフェや自宅からでも仕事に必要なファイルにアクセスすることができます。 容量は100GBの少量から5TBの大容量まで貴社のファイル容量に応じて柔軟なプランをご用意しています。 また、オンラインストレージ「セキュアSAMBA」の導入に際しては、今回ご紹介したIT導入補助金2020も利用することができ、補助金の申請・受諾・報告・サービスの利用サポート※までを協力して行います。 セキュアSAMBAの詳細情報はこちら テレワークソリューションのご紹介はこちら 補助金と「セキュアSAMBA」に関するお問い合わせ先 今回ご紹介した、IT導入補助金2020とオンラインストレージ「セキュアSAMBA」について、「オンラインストレージを導入したらどのくらいの費用がかかるのか?」「どのくらい補助金がもらえるのか?」など疑問点や知りたい情報等ございましたら以下のお問い合わせ先からご連絡ください。お電話でもお問い合わせを受け付けております。 スターティアレイズ株式会社 お問い合わせフォーム 電話番号:0120-796-004 ※補助金の申請~受諾~報告までのサポートはスターティアレイズ株式会社の協力企業と提携して行います。