東京都が発表している助成金を活用してテレワークを始めるために、助成金の種類と特徴をまとめました。さらに、テレワークを行うときに便利なサービスの一つであるオンラインストレージを導入するメリットなどもお伝えします。 東京都が発表しているテレワーク導入・推進のための助成金の種類 東京都が発表しているテレワーク導入・推進のための助成金の種類は3つあります。 助成金を受けるためには、2020TDMプロジェクトへの参加が必須だったり、常時雇用する労働者が2名以上999名以下の中小企業または個人事業主である必要があったり、都内に本社または事業所がある、など複数の要件が絡んできます。 それぞれの助成金によって、要件や申請できる物品等が少しずつ変わってきますので、東京都が公開しているホームページの情報や、助成金の募集要項などを見て自社に合った助成金を利用しましょう。 助成金の種類1:事業継続緊急対策(テレワーク)助成金 1つ目は、『事業継続緊急対策(テレワーク)助成金』です。名称に”緊急”という言葉が入っている通り、コロナウイルス感染の拡大防止を重要視して、東京都が至急定めた助成金です。特長は、補助金額が最大で250万円、補助率が10/10にもなり、これまで定められていた補助金よりも金額面で充実しています。 また、コロナウイルス感染の拡大を受けて、これからテレワークの導入や拡大を行うための機器やソフトの購入が対象となるので、支給決定日以後に、発注・購入をした機器等が助成対象となります。たとえテレワークのために購入した機器やソフトだとしても、支給が決定される前に購入したものは助成対象がいとなってしまいますのでご注意ください。 この助成金には予算が決められており、申込期限が2020年5月12日(火)とされていますが、それよりも先に予算に達した場合は予定よりも早く申込を締め切ると発表されています。 事業継続緊急対策(テレワーク)助成金の募集要項等はこちら 助成金の種類2:はじめてテレワーク(テレワーク導入促進整備補助金) 2つ目は、『はじめてテレワーク(テレワーク導入促進整備補助金)』です。 ”はじめて”という言葉の通り、テレワークをまだ始めていないけれども、これから始める企業が対象です。 補助金額が最大で110万円、補助率は10/10と、事業継続緊急対策(テレワーク)助成金よりも金額こそ低いですが、補助率は10/10なので110万円までなら100%補助されます。 特長としては、テレワークの専門家が派遣され、テレワーク実施に向けたルール決めやツールのアドバイスなど様々なアドバイスを受ける必要があります。ただし、このテレワーク専門家の派遣は2020年2月28日で受付を終了しており、2020年3月以降ではじめてテレワークの助成金の利用を検討し始めるのは現実的ではありません。 また、補助金が受け取れるものは「テレワーク導入プラン」という事業者が登録したサービスに限られていたり、補助金額については企業の社員数によって決まりますので、詳しくははじめてテレワークのホームページをご覧ください。 はじめてテレワーク(テレワーク導入促進整備補助金)の募集要項等はこちら 助成金の種類3:テレワーク活用・働く女性応援助成金(テレワーク活用推進コース) 3つ目は、『テレワーク活用・働く女性応援助成金(テレワーク活用推進コース)』です。少々わかりずらいのですが、この助成金は『テレワーク活用推進コース』と『女性の活躍推進コース』の2つを合わせた総称です。女性の活躍推進コースは補助金額も補助率も異なり、目的もテレワーク導入ではないのでご注意ください。 テレワーク活用推進コースでは、補助金額が最大で250万円、補助率が1/2となっており、テレワークの導入や拡大で500万円を利用した場合満額で補助されます。 特長としては、今回テレワークを初めて実施する企業だけではなく、既にテレワークを実施しているけど全社的に広めたり、サテライトオフィスを利用するためにかかる経費も助成してくれるという点です。 テレワーク活用推進コースの募集要項等はこちら 2020TDMプロジェクトへの参加方法 2020TDMプロジェクトのTDMとは、“Transportation Demand Management(交通需要マネジメント)”の略で、2020年の夏に行われる東京オリンピック・パラリンピックの混雑緩和に向けたプロジェクトです。 これに参加することで、東京オリンピック・パラリンピック大会期間中の混雑緩和に協力するという宣言をしたことになり、テレワークや時差出勤をすることでプロジェクトの協力を行うものです。 今回都が実施している助成金のうち、『事業継続緊急対策(テレワーク)助成金』と『はじめてテレワーク(テレワーク導入促進整備補助金)』において、2020TDMプロジェクトへの参加が要件となっています。 助成金を希望する企業の皆さまにおいては、まず以下のURLから『2020TDM推進プロジェクト参加申込』というボタンをクリックし、案内に従ってください。 2020TDMプロジェクトへ参加 助成金を利用してオンラインストレージを導入する テレワークの利用にあたって、WEB会議サービスや勤怠管理システムなど様々なサービスが注目されていますが、今回はオンラインストレージに注目して導入のメリットや利用方法をお伝えします。 オンラインストレージとは? オンラインストレージとは、社内ファイルサーバーやファイル共有を行うためのストレージで、クラウドのサービスが主です。 オンラインストレージをテレワークに導入するメリット テレワークの課題として、自宅などから社内のファイルサーバーにアクセスできず、必要なデータやファイルを見られないという点が挙げられます。 パソコンからリモート接続ができれば解決するのですが、リモート接続を行うためにも様々なネットワークの設定が必要になり、すぐに導入することはできません。 オンラインストレージでは、普段利用している社内のファイルサーバーをオンラインストレージに変えるだけなので、リモート接続をしなくても必要なデータやファイルを見にいくことができます。 テレワークに最適なオンラインストレージサービス『セキュアSAMBApro』 テレワークの利用に向けて提供されているオンラインストレージサービス『セキュアSAMBApro』では、利用しているパソコンにデータをダウンロードさせない機能がデフォルトで備わっているので、自宅からアクセスしても外部に情報が漏れることが無いので安心です。 また、今回ご紹介した3つの助成金のどれでも利用することができるので、助成金の申請・受諾・報告・サービスの利用サポート※まで一貫して行えます。 セキュアSAMBAproの詳細情報はこちら テレワークソリューションのご紹介はこちら 助成金と『セキュアSAMBApro』に関するお問い合わせ先 今回ご紹介した、東京都が発表している3つの助成金とオンラインストレージ『セキュアSAMBApro』について、「オンラインストレージを導入したらどのくらいの費用がかかるのか?」「どのくらい助成金がもらえるのか?」など疑問点や知りたい情報等ございましたら以下のお問い合わせ先からご連絡ください。お電話でもお問い合わせを受け付けております。 スターティアレイズ株式会社 お問い合わせフォーム 電話番号:0120-796-004 ※助成金の申請~受諾~報告はスターティアレイズ株式会社の協力企業からの提供になります。