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無料ファイル転送サービスは安全? 法人利用なら代替策も検討を

働き方コラム

目次

    大容量ファイルを送信したくても、メールに添付できるデータや、メールサーバーに保存できるデータの容量には上限があります。このようなときに便利なのが無料のファイル転送サービスですが、安全にサービスを利用するには注意すべき点があります。今回は代表的な無料ファイル転送サービスの特徴と、より安全に情報を共有するための代替策について解説します。

    1.大容量ファイルの共有に便利な無料転送サービス

    大容量のデータ送信には、無料のファイル転送サービスがよく利用されます。手軽に大容量データをやり取りできる反面、セキュリティ面では不安も残ります。無料転送サービスを利用する際に注意したい点について確認しましょう。

    情報漏えいリスクに注意!

    外部サーバーを介する無料のファイル転送サービスには情報漏えいのリスクがつきものです。ファイル転送サービスを利用する際は、データの盗聴を防ぐために通信内容が暗号化されているものを選びましょう。ただし、実際のところ情報漏えいの理由は誤送信などのヒューマンエラーがほとんどですので、送信する前には宛先に間違いがないか必ず確認しましょう。

    サービスを選ぶ4つのポイント

    無料のファイル転送サービスは通信内容の暗号化やパスワードの設定をはじめとしたさまざまな機能をつけて、ファイル共有の安全性を高める工夫をしています。サービスを選ぶ際は以下のポイントを確認しましょう。

    【1】SSLで暗号化されているか

    SSLとは、ブラウザとサーバー間の通信内容を暗号化する仕組みのことです。SSLで通信を暗号化すれば、セキュリティがより堅固になり、ファイルや送信先のアドレスなどの大事なデータを盗聴したり、改ざんされたりするリスクを減らすことができます。

    【2】パスワードが設定できるか

    ファイルのダウンロードに必要なパスワードが設定できるかを確認しましょう。パスワードを設定することで、万一ダウンロード用のURLが流出してしまったり、宛先を間違えてメールを送信してしまったりしても、第三者にファイルが閲覧されるリスクを減らすことができます。

    【3】ダウンロード回数/期間を制限できるか

    ファイルを転送する際、ダウンロードの回数や期間を制限することで、情報漏えいのリスクをさらに減らすことができます。ダウンロードの回数や期間を制限できないと、長期間に渡ってファイルをダウンロードできてしまうため、第三者がファイルにアクセスする危険性が高まります。必要最低限の回数・期間を設定することで、情報漏えいのリスクを抑えましょう。

    【4】ログを管理できるか

    ファイルを転送した側と受け取った側の、アクセスやダウンロードのログを管理できることも重要です。ファイルの送受信の流れが分かるのに加え、万が一情報が漏えいした場合、誰がどのファイルをダウンロードしたのか追跡することができます。ログの閲覧権限を持つ管理者の操作も、同様にログを残せるサービスを選ぶと良いでしょう。

    主要サービスを比較

    上述した4つのポイントを踏まえて、主要な無料ファイル転送サービスの違いや特徴を見ていきましょう。

    サービス名 暗号化 パスワード設定 ダウンロード
    回数制限
    ダウンロード
    期間制限
    ログ管理
    Giga File便 × ×
    データ便 × ×
    おくりん坊 × ×
    FilePost × ×
    firestorage × × ×

    表の全体が表示されない場合は、左右にスワイプしてご確認ください。

    ※2019年5月現在の情報です。
    ※各サービスの公式サイトで明確に記載されている項目を「◯」、それ以外の項目を「×」と表記しています。
    ※比較対象は各サービスの「無料版」です。

    Giga File便

    Giga File便は、1ファイル100GBまで容量無制限でファイルを転送できるサービスです。
    ファイル保存期間を7日から30日まで選べるのに加え、期限前でも削除キーを使ってファイルを削除することができます。またダウンロード用のパスワードを設定することができ、複数のファイルをまとめてダウンロードできるURLを発行することもできます。ファイルをアップロードし、完了後に表示されるダウンロードURLを相手に共有するのが基本的な使い方です。

    容量 無制限
    最大容量/1ファイル 100GB
    転送可能ファイル数 無制限
    ダウンロード回数制限 無制限
    ダウンロード期間制限 7~30日
    パスワード設定
    ファイルの削除
    スマホ利用
    会員登録 不要

    データ便

    データ便は、登録不要で500MBまでのファイルを送信できるサービスです。会員登録(無料)をすれば、最大2GBまでのファイルを送信できます。
    ダウンロード用のパスワードが設定できることに加え、ファイルがダウンロードされたことを知らせる通知を受け取ることもできます。使い方も分かりやすく、有効期限やパスワード、ダウンロード通知用のメールアドレスなどを設定し、ファイルをアップロードするだけです。安全性を高めたいときは、ダウンロード時に申請と承認が必要な「セキュリティ便」を利用することもできます。

    容量 会員登録あり…2GB
    会員登録なし…500MB
    最大容量/1ファイル 会員登録あり…2GB
    会員登録なし…500MB
    転送可能ファイル数 10ファイル
    ダウンロード回数制限 無制限
    ダウンロード期間制限 1時間~3日
    パスワード設定
    ファイルの削除
    スマホ利用 可(レスポンシブ非対応)
    会員登録 500MBまで不要

    おくりん坊

    おくりん坊は、会員登録なしで500MB、無料会員登録をすれば最大2GBまでの容量が使用できるサービスです。
    パスワードの設定はできませんが、ダウンロードの回数を細かく設定することができます。アップロードやダウンロードのスピードが速く、使いやすいのも特長です。使い方は、ファイルをアップロードし、「アップロード済みファイル一覧」リストに表示されるダウンロード画面URLを送信先に共有するだけです。公式サイトでは、使い方を動画でも説明しています。

    容量 会員登録あり…2GB
    会員登録なし…500MB
    最大容量/1ファイル 会員登録あり…2GB
    会員登録なし…500MB
    転送可能ファイル数 無制限
    ダウンロード回数制限 1~30回
    ダウンロード期間制限 1~7日
    パスワード設定 不可
    ファイルの削除
    スマホ利用 可(レスポンシブ非対応)
    会員登録 500MBまで不要

    FilePost

    FilePostは、無料で15ファイル、合計3GBのファイルを送信できるサービスです。
    差出人と受取人のメールアドレスを入力すると、ダウンロード用のURLを記載したメールが自動で送信されるのが特徴です。パスワードも設定でき、ファイル保存期間は7日間までとなっています。スマホでも利用できるため、環境に合った使い方が可能です。

    容量 3GB
    最大容量/1ファイル 3GB
    転送可能ファイル数 15ファイル
    ダウンロード回数制限 無制限
    ダウンロード期間制限 3時間~7日
    パスワード設定
    ファイルの削除
    スマホ利用
    会員登録 不要

    firestorage

    firestorageは、250MBまでのファイルが送信できるサービスです。
    パスワードを設定したり、ダウンロード時にメールで通知を受け取ることができます。会員登録をせずにファイルをアップロードでき、保存期間も7日間まで設定可能です。使い方は、保存期間を選択して送りたいファイルをアップロードするだけです。サイトが見やすく分かりやすいのも特長です。

    容量 250MB
    最大容量/1ファイル 250MB
    転送可能ファイル数 150ファイル
    ダウンロード回数制限 無制限
    ダウンロード期間制限 1時間~7日
    パスワード設定
    ファイルの削除 不可
    スマホ利用 不可
    会員登録 不要

    2.無料ファイル転送サービスの代替策はないの?

    SSLによる通信内容の暗号化やパスワードが設定されているとしても、無料のファイル転送サービスには情報漏えいのリスクがあります。ここではより安全に情報を共有するための代替策をご紹介します。

    有料版にアップグレード

    利用するサービスを有料版にアップグレードすることで、セキュリティレベルを上げることが可能です。例えばダウンロードページのアクセスログを管理することで、漏えいした情報を追跡できなくなるリスクを低くすることができます。また人為的な操作ミスによる誤送信を防げたり、バックアップ体制が整っていたりと、無料版にはないサービスが提供されていることもあります。転送できるデータの容量が増えたり、広告が表示されないといったメリットもあります。

    オンラインストレージの活用

    ファイル転送サービスを使用せず、オンラインストレージでファイルを共有する方法もあります。オンラインストレージとは、ネットワークを介して利用できるディスクドライブのことです。ファイル転送サービスと同じように大容量のファイルを共有できるのに加え、アクセス権限を持つあらゆるユーザーがファイルを閲覧・ダウンロードすることができます。共同で編集できたり、バックアップの手間がいらなかったりと、法人での利用には多くのメリットがあります。

    オンラインストレージの活用について詳しくは「大容量データ共有に!オンラインストレージを利用したファイル共有を具体例とともにご紹介」をご覧ください。

    3.有料化やオンラインストレージの利用も検討を

    法人でファイル共有を行う際は、セキュリティレベルの高いサービスを選びましょう。無料のファイル転送サービスにも情報を守る仕組みがありますが、情報漏えいのリスクを考えると、よりセキュリティレベルの高い有料版サービスへのアップグレードがおすすめです。
    また、ファイル転送サービスの代替案としては、オンラインストレージの利用が考えられます。法人向けオンラインストレージセキュアSAMBAには、暗号化通信やウイルスチェック、アカウント管理など、8つのセキュリティプランが標準搭載されており、情報漏えいの心配なくファイルを共有することができます。

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